[環境工学教授協会設立総会報告]

 日本環境工学教授協会(Japan Association of Environmental Engineering Professors: JAEEP )の設立総会が、5 月15日(金)午後2 時から5 時の間、東京都千代田区・弘済会館において発起人など約40名の参加を得て開催された。なお、総会に先立って設立発起人会、理事・評議員会が開催された。
 設立発起人会では、設立のため平成7年末に組織された準備評議員会及び準備幹事会による設立準備の経過が報告されたのち、準備評議員会提案の規約(資料1)・付則 (資料2)案につき説明があり、承認された。引き続き、同規約に基づく理事・評議員候補者が提案され、欠席候補者からの就任の内諾及び議決の委任が確認されたうえで、同案が承認された(資料3)。 理事・評議員会では、冒頭において北海道大学・丹保憲仁総長が会長に選出され、次いで同会長の司会により、副会長・会計監事の選任(資料3)、名誉会員の推挙・顧問の委嘱(資料3)、事業案(資料4)、予算案(資料5)などが審議、承認された。
設立総会においては、まず丹保憲仁会長より、次頁記載のような挨拶があり、本協会設立の意義並びにあるべき方向が示された。次いで発起人会、理事・評議員会報告として、設立準備経過、名誉会員の推挙、顧問の委嘱などについて報告があり、規約、事業案、平成10年度予算案などについては提案説明ののち、いづれも承認された。
 その後、記念講演に移り、カリフォルニア大学デ−ビス校、浅野孝教授により、「米国における環境工学教育」と題する講演が行われ、米国の現状のほか、環境工学教育の今後のあり方について、幅広い高度な知識を持ち適応性が高く国際性に富んだエンジニアなど、多様なニ−ズに対応できる教育システム作りが急務であることが強調され、またそのための学部教育の再編(実務への目的意識、工学基礎、デザインなどの重視)、教育方法と成果の評価、社会人継続教育などの必要性と動向が解説された。 設立総会の後には懇親会が開催され、丹保会長の挨拶に続き名誉会員・佐藤敦久八戸工業大学教授の音頭で乾杯、我が国環境工学の今後について懇談が行われた。

 [発起人会]  [理事・評議員会]   [設立総会] 1)設立経過報告 1)会長の選任 1)会長挨拶 2)規約・付則の承認 2)副会長・会計監事の選任 2)設立経過報告 3)理事・評議員の選任 3)名誉会員推挙・顧問委嘱 3)規約・事業・予算の承認 4)事業案の承認 4)名誉会員・顧問の推挙 5)予算案の承認 5)記念講演