開催のご挨拶

謹啓

春寒の候、皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、私こと、この度、第23回肥満・栄養障害研究会の当番世話人を仰せつかり、光栄に存じますとともに責任の重大さを痛感しています。現在、開始に向け鋭意準備を進めています。
肥満は糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化等の生活習慣病の誘因になり、その病態解明、診断、治療、予防の重要性が叫ばれています。 また、低栄養状態などの栄養障害は疾患を引き起こすとともに治療をも遷延させる結果となります。
肥満・栄養障害研究会では、この肥満・栄養障害に対する種々の問題に対して検討・解決が計られてきました。 今回が第23回目となり、10年振りに大阪で開催させてもらうこととなりました。
会期は平成17年6月25日(土)、会場は元大阪大学医学部のあったところで、平成16年4月にオープンした大阪大学中之島センターです。
今回は「肥満・栄養障害をめぐる新たな展開」をテーマとし、もっともup-to-dateな問題に取り組みたいと思っています。 肥満に対しては分子・遺伝子レベルでの病態解明、診断、治療も行われるようになってきました。 また、内科的治療のみならず、外科的治療の必要性も認識されるようになってきています。 そこで、「特別講演」としてこの分野の権威である住友病院病院長の松澤佑次先生に「メタボリックシンドロームの概念と分子構造」についてお話をして頂くこととしました。 また、「教育講演」としては肥満の外科治療の権威である下都賀総合病院病院長の川村 功先生に「肥満の外科的治療はどこまで進んだか」と題してお話をして頂くことにしました。 また、「肥満に対する内科的治療と外科的治療の接点」という「ミニ・シンポジウム」も予定しました。 さらに、「要望演題」として「アディポサイトカイン等、分子・遺伝子情報による肥満の診断、治療」、「小児の肥満対策」、「ダイエット等、健康食品の功罪」を取り挙げました。 勿論、肥満・栄養障害に関する「一般演題」も広く募集いたします。
また、産学協同ということで、「ランチョンセミナー」「企業展示」も予定します。
この第23回肥満・栄養障害研究会を有意義なものにしたいと思いますので、是非、多数の演題応募を頂きたく、また、多数の皆様のご参加を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、会場でお目にかかれるのを楽しみにしています。

謹白

平成17年2月吉日

(平成17年4月以降)
第23回肥満・栄養障害研究会 当番世話人
甲子園大学大学院栄養研究科
高木洋治
〒665-0006 兵庫県宝塚市紅葉ガ丘10-1
Tel & Fax:0797-87-8092
E-mail:takagi<>koshien.ac.jp
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